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IT業界における個人の市場価値

2018-09-08 Kohei Okazaki

いま、会社に来てはただひたすらドットインストールとProgateをやり続ける子がいる。その子は、ウチに来るまではプログラミングのプの字も知らないようなヤツだったが、2週間で「vagrantが~」、「vimが~」なんて言い出すようになり、「ドットインストールやりまくってるやつランキング」みたいなので堂々のTOP10入りを果たしている。

僕が、去年少しだけ通っていたセブでプログラミングを教える学校では、3ヶ月でPHPもしくはObjective-Cを勉強するのだが、その多くが今でも何らかの形でプログラミングに関わり続け、中には大手IT企業に転職することができた人もいる。

10年前、5年前のプログラミング教育がどういった状況なのかは全く知らないのだが、とにかくプログラミングを勉強するハードルが下がりまくっているなと感じる。特に、アプリなんかはXcode、AndroidStadioのGUIが優秀なので、環境構築が必要なウェブアプリケーションに比べて、更にハードルが下がってる。

もちろん、このくらいの技術レベルでは効率的なプログラムには程遠く、ベテランエンジニアから見れば、1年放置したコントローラーとコントローラーの絡まりくらいぐっちゃぐちゃだとは思うのだが、実際書けるし動くのである。

IT業界において他の技術はどうだろうか。ウェブデザイン、PPC広告、SEO、データ解析…。とにかく様々な技術が絡み合っているIT業界だが、様々な知見が各メディアで公開されているので、いずれにしても習得ハードルが下がっているのは間違い無いだろう。

「広告の運用もできてプログラミングもできる」ヤツがいない

一方で、IT技術において2つないしは3つの技術を理解し、こなせるヤツが少ないというのも事実ではないだろうか。

もしかしたらこれは僕が昔マーケティング業界にいたからなのかも知れないが、マーケッターであり、プログラミングもできるっていうのは本当に少数派だった。プログラミングの概念もあまり理解できていない且つ技術そのものが属人的になりがちなマーケティングに伴う作業は、とにかく気合いで何とかする仕事が多かったように思う。

今ウェブマーケティングで流行りの1つがデータフィード広告だが、そもそものデータの持ち方が悪いと、うまく最適化されない事例があると聞く。もし、DBをいじれるエンジニアがいれば、もしかしたらそのデータフィード広告は大きな改善を見せるかも知れない。

毎日のルーティンワークもシステムによって一瞬で完了させることができるかもしれない。

会社を作ってから思うのは、「ユーザー心理に立って物事を考えることができないエンジニア」。一方で、「プログラミングのプの字も知らないマーケッター」みたいな問題が介在しており、その両方を満たす人が少なすぎるんじゃないかということである。

「長所」と言ってるその技術、それしかできないだけじゃね

何となく会社で任されたことをやっていれば、なにかしらの能力は身につくと思うのだが、結果として「それが長所です」みたいな人が多すぎるんじゃ無いかと思う。僕なんかはおかげさまで色んなことができるのだが、それは決して短所を埋めたのではなく、普通の人が長所と呼んでる部分を増やしただけである。

まだまだ模索中ではあるが、「ユーザー心理に立ったマーケティングもできて、そこを基にしたシステム開発・サイトデザインもできる・・・。」といった、一気通貫としたお仕事ができれば、それは一つの差別化につながるんじゃ無いかと思っている。システムはシステム会社。マーケティングはマーケティング会社。と分けていくと、お互いがかみ合わず、うまくいかないというケースも聞く。

1つの技術だけでは、最早オリジナリティが出なくなっていると感じるIT業界。2つ以上の技術の組み合わせで差別化を図り、そしてまた新たなオリジナリティを生んでいくことで他者を寄せ付けない成長ができるのではないだろうか。

これは弊社が今現在感じていることであるが、「個人の市場価値を上げる」といった点においても重要なことであるので、書きました。

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